皆さんは「おむつなし育児」は知っていますか?
おむつしないの?
垂れ流しってこと?
トイレトレーニングの一種じゃないの?
この記事では、生後1ヶ月から1年半、実際におむつなし育児を実践している私がおむつなし育児の事、実際のトイレ風景も含めて紹介していきます!
これから「おむつなし育児」をやってみたいという方の助けになればと思います。
目次
Table of Contents
【おむつなし育児とは?】
まずはおむつなし育児研究所さんのサイトを見てみましょう。
おむつなし育児とは?
なるべくおむつの外で自然に排泄させる機会を作る育児
と書いてあります
なので、紙おむつでも布おむつでもおむつを使って良いんです!
トイレトレーニングでも無いので、いつから始めてもいいんです!
実際に私たちの場合は、生後1ヶ月から布おむつを始めたのと同時におむつなし育児も始めました。
【その時に参考にした本・講座】

三砂ちづるさんの「親子の絆が深まるおむつなし育児」
とおむつなし育児研究所がやっているアドバイザーの方のオンライン講座を受けました
1歳2ヶ月の今、具合が悪くなければうんちはほぼおまるで、おしっこはおまるか床で数回と布おむつで対応できています。
【おむつなし育児のやり方紹介】
では、実際のトイレ風景をお見せします。

足の付く高さのおまるに座り、5−10分など時間を決めて座ってもらいます。
写真のように本やおもちゃなど、子供の好きな物を用意して排泄が終わるまで集中して座っていられるように配慮しましょう。
男の子の場合は、尿器の状態で排泄の有無がわかります。
尿器が大きくなっていたりしたらまだ排泄が終わっていないサイン。
女の子の場合は、これが難しいですが、数をこなすと子供特有のサインが見つかると思います。
【新生児期の様子】
新生児期は首も腰も座っていないので座ることができません。

なので写真のように後ろから抱えるようにして、大人の上半身で首と腰を支え、洗面所のシンクなどに捧げるように排泄を促してました。
最初は不安定でしたが、だんだんお互いに良いポジションを見つけられるようになります。
また、新生児期の多くは、授乳の最中に排泄をすることが多いです。

なのでこのように授乳をしながら、おまるを下に当てたり、授乳直後にそのまま抱えて排泄を促していました。
そして、自分でしっかり座れるようになったタイミングでおまるに座らせ始めた感じです。
トイレの回数の多い新生児期〜離乳食が落ち着くまでは、おまるをリビングに置いておき、すぐに対応できるようにしていましたが、現在はうんちが1日2−3回、おしっこも新生児期よりは回数が落ち着いてきたので、おまるをトイレに置いて、「トイレが排泄の場所」と教えるようにしました。
【オススメのおまる紹介】
【トイレ以外の方法】
散々おまるで用を足す話をしてきましたが、おむつなし育児はおまるで排泄をする事が目的ではありません!
「おむつの外で排泄させること」が目的でしたよね?
なので、1日の中で数分でも、数時間でも、おむつを外す時間を作ってあげるだけでも良いんです。
『自分が排泄をしている』
ということを子供自身が理解して、おむつという閉鎖空間ではなく、おむつの外という開放空間で排泄すること覚えるのが大事です!
うちの場合は、新生児期は少しおむつかぶれのような赤みが出てきたらすぐに開放時間を設けて、このようにおむつを外していました。

現在も日中自宅では、おむつを履かない時間を設けています。
しかし!床に排泄したりと掃除の手間が増えます。
なので、お互いの調子の良い時・心に余裕のある時に試してみてくださいね。
【キャッチのタイミング】
では、おまるに連れて行くタイミングについて
実は書籍を読むと、沢山の排泄のタイミングが書かれています。
というのも、これは子供さん一人一人によって違うからです。
なので、うちの場合と一般的に言われている排泄のタイミングをご紹介していきます↓
《おしっこ》
・授乳中や授乳後
・水分を取ってから30分以内
・寝起き
・おむつを外したタイミング
《うんち》
・授乳後
・食事後
(うんちは月齢によって消化にかかる時間が変わるのでばらつきがあります。)
【子供の出すサインについて】
タイミングと共に、気をつけて見ていきたいのが子供の出す排泄をしたい際のサイン。
これも子供さんによって違ってきますが
- おむつを叩く
- 一つの遊びに集中できない
- 遊んでいたのに急に止まって一点を凝縮する などがあります
ご自身のお子さんのタイミングやサインを見分けることができたら
そのタイミングにトイレに連れて行き、排泄を促してみましょう。
「シーシー」でおしっこを、「うーん」と踏ん張る真似をしてうんちを。
声かけをしながら排泄をしたら褒める!そして自分が排泄したものを目で鼻で確認してもらう。
これを繰り返すことによって排泄の習慣が付いてきます。
うちの場合は新生児期から、寝起きにおしっこ、授乳中や授乳後にうんちをすることが多かったのでそのタイミングで毎回おまるに座ってもらい、「カカ、ピーピー」(フランス語で「うんち、おしっこ」)と声かけをしていました。
すると、現在は自分からトイレに向かって行ったり、「カカ」と言いながらトイレを指さしたりと排泄のタイミングを教えてくれるようになりました👏
【外出時の対応方法】
外出時もおむつなし育児は可能です!
外出時もおむつ替えはしますよね?そのタイミングで一度トイレに捧げてみましょう。
新生児期と同じような体勢で後方から抱え、トイレに捧げます。
また、上記の子供さんのサインや排泄のタイミングがわかっていたら、その時にトイレに捧げてみましょう。
出たら万歳!出なくてもOK!という気持ちでやってみてください。
うちは食事後に排泄が多いので、外食後は必ずトイレに捧げています、なので外出時のうんちはほぼトイレではしてくれています。
フランスでは、個人宅にお呼ばれすることが多いので、基本車移動の私達は常におまるを持参し、自宅と同じように対応しています。
先日日本に一時国した際に日本のトイレ文化の素晴らしさに感動しました。

東京の至る所に子供用の小さいトイレや、便器カバーなどが備わっており、トイレ常に綺麗なんです。フランスより環境の整っている日本。ぜひ外出時もトイレに連れて行ってみてくださいね。
【実際におむつなし育児をやってみての感想】
良かった点
1. 1歳にも満たない時から子供とコミュニケーションが取れている。(と感じているだけ?笑)
排泄を通して、彼の出す小さなサインを読み取ろうとパートナー共々過ごしてきました。息子もそれを感じているのか、色々なサインを出して表現してくれます。大変な時もありますが、息子が常に他の方から「Happy baby」と呼ばれるのは、私たちが彼の言いたいことを汲み取っているからかなぁ?と勝手に思っています
2. 健康管理がしやすい
新生児期は特に、排泄物の形状で健康管理をします。おむつにする排泄とおまるにする排泄だと、排泄物の形状や色、匂いなどの観察がよりしやすいのがおまるでの排泄です!
3. 布おむつの洗濯が楽!
布おむつ生活は大好きですが、個人的に一番テンションが下がるのがおむつでうんちをされた時です。この回数が多いと心折れていたかもしれません…なので、できる限りうんちはおまるでキャッチできるように頑張っています!
難しい点
1. 出ろ出ろビームを出してしまう
「サインもタイミングもバッチリ!出ると思ったのに!」出ない。となると「ほら!出るでしょ!」と無理強いさせたくなってしまうんです。
それは子供も敏感に感じていて、そういう時ほど出ないんです笑
なので、5分など時間を決めてタイマーを付けて座らせるのアドバイスです。
2. トイレのタイミングが合わない
直前までお丸に座っていて排泄しなかったのに、おまるから離れた瞬間に排泄をした時。
これはどっと疲れますねぇ。
お互いのミスコミュニケーションか、その時はトイレでしたくなかっただけかもしれません。精神力が問われますね。
3. 周りの理解が難しい
親戚一同、最初こそ布おむつにおむつなし育児ではてな?が飛び交っていましたが、現在は理解をしてくれています。義両親に預けるとおまるで排泄もさせてくれています
しかし、今後保育園やベビーシッターに預ける際にはネックになると思っています。
【最後にアドバイス】
いかがだったでしょうか?
私はおむつなし育児アドバイザーではないので、自分の体験を通してお話しすること、また現在の実際の様子をお見せすることしかできません。
子供が10人いれば10通りのやり方、サインや習慣があると思います。
なので、ぜひ!興味のある方はアドバイザーさんの講座を受けてみてください!
フランス在住の私は、お隣ドイツ在住の「おむつの先生りなさん」
の講座を受け、布おむつとおむつなし育児を始める背中を押してもらえました。
私たち大人にとっては自然な排泄方法ですが、まだまだ少数派な育児方法であるのが現状。そんな中講座を通して繋がったママさんとは、とても仲良くさせてもらっていますし、お互いの状況を話したりして励まし合っています。
パートナーも一緒に巻き込んでできるのがベストですが、賛同してもらえない人もいるでしょう。
自分と子供、家族の中で一番良いバランスを模索していくのが大事かと思います。
ぜひ、焦らず自分たちのペースでおむつなし育児を楽しんでください
この内容は動画でもお話ししています。ぜひ、動画もチェックしてみてください↓
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