皆さんは「布おむつ」と聞いてどんなイメージが湧きますか?
昭和スタイル?
毎回洗うのが大変そう?
赤ちゃんがかわいそう?
実際に生後1ヶ月から布おむつを使用している私が実際の使い方からリアルな感想まで紹介します!
最後には布おむつ育児が楽になるアドバイスも!
目次
【布おむつとは?】
その名の通り布でできたオムツのこと。
紙おむつと違い,吸収体のインサートとおむつカバーのアウターに分かれています。
【布おむつの種類】
①成形型: 生理用ナプキンのような形で,そのまま使用することができるタイプ。
メリット:つけ外ししやすく、吸収量が多い。
デメリット:吸収のために分厚いものが多く乾きにくいこと
ー素材の違いー
綿
竹素材
オーガニックコットン
マイクロファイバー
と色々あります。素材自体のメリットデメリットはありますが実感としては、そこまで大きな違いは感じていません。
「おむつカバー:アウター」 ー形の違いー
①オールインワン型:吸収体とカバーが一体になっている物。新生児期にオススメ!
②スナップボタン式:ボタンの位置でサイズが変えられるので長く使えます。私はこれを生後1ヶ月から1歳2ヶ月の今もずっと使用しています。
③テープ式:紙おむつと同じようにつけはずしが簡単にできる物。成長に合わせてサイズの変更が必要ですが、寝返りやハイハイをし始めた時期には重宝しました!
④内ベルト式:テープ部分が内側になっている構造になっているもの。自分でおむつのテープを外してしまうお子さんに便利(らしいです)
⑤パンツ型:ハイハイや歩いたりと動き始める時期に重宝するパンツ型。サイドにボタンがあるタイプもあるので、立ったままおむつ交換が可能です。
⑦ウール:素材が完全ウールのもの。ウールの自浄作用で洗濯は月に一回で大丈夫です。また通気性抜群なのでムレも匂いも気にならない優れもの!デメリットは慣れるまで固さが気になる方がいるかも。ウールは洗濯時に羊の油から作られたラノリンが必要になります。
【布おむつの使用方法・洗濯方法】
ー洗濯方法についてー
おしっこは水で洗い流してから絞って置いておきます。
うんちはトイレにできる限り流してから手洗いで洗い流し,汚れが気になるようだったら石鹸で少し予洗いしてから絞って置いておきます。
匂いや汚れが気になる方はセスキ炭酸ソーダと水を入れたバケツにつけ置きしてくとしっかりと汚れが浮き出てきます。
その後は赤ちゃんの服などと一緒に洗濯機で洗うだけ。
うちは自然由来の洗剤で洗っています。赤ちゃんの肌に直接肌に当たるのでベビー用の洗剤を使用してくださいね!
それでも色が落ちない場合は漂白剤は使用せず!
太陽光を当てると,うんちの色やおしっこの黄ばみは落ちます!天気にもよるかと思いますができる限り太陽光に当てて乾燥させてください。
ー交換頻度についてー
インサートや赤ちゃんの排泄の頻度にもよりますが,うちの場合は起きている時間は大体1−2時間程度で交換しています。食事の前後,お昼寝の前後,寝る前などのタイミングで交換もします。
※おむつかぶれについて:紙おむつと違い排泄後は濡れているのでその状態が長く続くと肌が赤くなります!なのでしっかり頻繁に変えてあげましょう。
【布おむつ育児に必要なアイテム紹介】
1歳の現在。
インナー24枚,アウター12枚で2日に1回の洗濯で回せています。
(ちなみに布おむつのみ使用で日中おしっこ6回,うんち3回が平均)
生後1ヶ月の時は日中のみ布おむつでインナー6枚、アウター6枚,夜間は紙おむつで対応し,毎日洗濯していました。
実際に使ってみて,サイズ調整のできるアウター6枚,インナー20枚は最初にあると100%布おむつで回せるかなと思います。
外出用のウォッシュバッグ:外出時に使用。新しいおむつを入れるポケットと使用済みのおむつを入れる撥水加工ポケットの2ポケット構造。予洗いしてから入れれば匂いも漏れもなく外出時も安心です
お尻ふき:ウェットティッシュの代わりに布でお尻拭きをしています。タオル生地のハンドメイドの物。少し水で湿らせてから拭き取ります。そのままおむつと一緒に洗濯機で洗えます。
【布おむつを選んだ理由とメリット・デメリット】
私は妊娠をする前から「いつか子供を持つことがあったら絶対に布おむつにしよう!」と決めていました。その理由は以下のメリットに凝縮されています👇
【メリット】
①赤ちゃん関連のゴミが出ない!:以前、赤ちゃん1人が一生に使うおむつの量を調べた時に衝撃を受けました!(こちらのブログを参照)
日本では紙おむつは焼却されますが、排泄物で濡れているので焼却の際に大きなエネルギーが必要です。また、焼却しない国では全て埋立地へ行きます。紙おむつには吸収体のところに大量のマイクロプラスチックが含まれている上に、おむつは生分解できないのでゴミとして処分することによって、環境汚染に繋がってしまうのです。
②経済的に安上がり!:初期投資として布おむつ1セットに¥3000前後かかりますが,その後に買い足す物もなし,第二子や知り合いの方からのお下がりを使うことも可能なので結果的に紙おむつを買うより経済的に安く済みます。
③買い物が楽!:毎日の買い物に,赤ちゃんを抱っこして、さらにおむつやお尻ふきなどを買うとなると手が足りないですよね。布おむつなら 買い足す必要がないので定期的な買い物もしなくていいので、とても楽です。
④保管場所がいらない:うちはこのおむつBOXひとつで全てが収まっています。保管する場所も必要ないので家の中がスッキリ
⑤赤ちゃんのデリケートゾーンへの影響と今後のおむつ離れについて:肌の弱い赤ちゃんのデリケートゾーンに直接当たるおむつ。化学繊維よりも自然素材の物を当ててあげたいと私は思います。また布おむつを使用していると排泄部の不快感を感じやすいのでおむつ離れが早いという結果も出ています。うちの子はまだまだなので今後どうなるかな?
実際に使ってみて、メリットを大きく感じているので継続していますが正直デメリットもあります!
【デメリット】
①洗濯の回数が多い:今まで二人暮らしで1週間に1度だった洗濯が2日に1回や毎日するようになっているので大変に感じています。が、赤ちゃんがいれば普通なんですかね?
②外出先での漏れや匂いが気になる:友人と一緒に出かけると「臭うよ」と教えてくれます笑 なので、匂いや漏れが気になって自宅にいる時より頻繁に交換しています。フランスは公衆トイレの数が少なく衛生的でない上にオムツ替え台が少ないので,外出時は紙おむつでという人も多いです。
③外出時の荷物が多くなる:紙おむつよりは嵩張りますし、捨てて帰ることができないので荷物が多くなります。また漏れた時用に洋服も一式多く持っていっています。
④保育園などに預ける際に双方の理解が必要:まだうちは保育園に預けてはいないですが、布おむつを推奨・受け入れてくれる保育園などを探すのは大変です。保育園側にお願いするか,預けている間は紙おむつにするなど臨機応変な対応が必要かと思います。日本では幼稚園側が布おむつを推奨しているところもあると友人から聞きました!
【布おむつ育児に挑戦する際のアドバイス】
布おむつについて沢山の基礎知識を共有しましたが、いかがでしたでしょうか?
知識があっても実際にしようするのは大変そう…
と思われる方もいるかと思います。
かくいう私もそうでした!
産後すぐに布おむつを使用しよう!と準備はしてあったのですが、産後の回復,初めての育児の疲労感で布おむつまで気が回らず…産院でもらった紙おむつをそのまま継続していました。そして紙おむつを使い始めてしまうと,いつ布おむつに移行したらいいのかわからなくなってしまい1ヶ月が経過していたんです!
私は、生後1ヶ月のタイミングでおむつなし育児研究所の「おむつなし育児アドバイザーさん」の講座を受け,アドバイザーさんに背中を押してもらいました。
パートナーに話したら「じゃあ今日からやろ!」とサラッと布おむつを使い始めてくれたので,その流れのまま布おむつを開始。誰かに背中を押してもらう必要が私にはありましたね。
いつからという決まりはないので「両親と赤ちゃんが心を決めたら」始めてみたらどうでしょう?
継続のポイントは一番は自分も赤ちゃんも無理をしない!というマインドが大事です。
自分が疲れている時に布おむつをしている赤ちゃんがうんちをしたら…「また汚れたうんちを処理するのか…」と正直!辛い時もあります!
外出時の漏れや匂いが気になって外出に集中できない時もありました!
その時にその疲れやイライラを赤ちゃんや家族にむけてしまうこともありました!
そんな時は紙おむつに頼りましょう!心に余裕が出てきたらまた布おむつに戻ればいいんです!
皆んながストレスなく排泄と向き合えるためのツールが布おむつだと私は思っているので,自分たちが一番心地よい頻度で布おむつを使用すればいいと思います。
また私は「おむつなし育児」も実践していて、これは布おむつとの併用が大変おすすめです!
というのも,うちは生後1ヶ月からおむつなし育児と布おむつの併用で、うんちはほぼおまるでしてくれています。なのでべべの体調が悪い時以外はおむつでうんちをしないので洗濯が楽なんです!!!
また、そんな布おむつとの併用に最適なおむつな育児については次回のブログで詳しく紹介する予定なので、ぜひゆっくりお待ちいただければと思います❤️
【参考HP】
私が参考にさせていただいたHPはこちらから👇
今回の内容は動画でも実際のおむつを見ながら紹介していますので,気になる方は動画も見てみてください👇