プラスチックフリー生活の子育てに必要な布おむつとは?

前回の記事で、【女性必見】プラスチックフリーな生理事情とは?をお話しました。今回は、子育て事情についてです!

私には、まだ子供がいないのですが、最近姉に第一子が誕生しました。姉がそうであるように、子供の誕生をきっかけに自然素材の服や、食べ物に変化したいと思う方は多いと思います。プラスチック フリー 生活もその一つです。

新生児にかかせない…おむつ!

おむつは新生児から2歳、3歳位まで欠かせない物です。
私たちの祖母の時代は、布おむつが主流だったと思いますが、現在では紙おむつを使用するのが普通ですよね。これは、日本だけでなく多くの先進国も同様です。
その紙おむつの原料をご存じでしょうか?…ほぼ全ての商品がポリエステルなどのプラスチックで生産されています。さらに吸水体には、吸収性ポリマーというマイクロプラスチックが使用されています。布ナプキンの際にもお話しましたが、デリケートゾーンに直接化学繊維が当たり、さらに排泄物で蒸れる状態になるとかぶれなどの原因となると言われています。
さらに、使用済みのおむつはどうしていますか?そうゴミとなるのです。
海外では、ゴミは埋め立てなので、プラスチックで出来ているおむつはゴミとして捨てられた後、500年以上経っても分解されずに残ると言われています。
日本ではゴミは焼却処理されますが、プラスチックを焼却される際に出るダイオキシンの問題、さらにおむつは排泄物で濡れているので、焼却にかかるエネルギーも高くなります。

紙おむつ

紙おむつにかかる費用は?

皆さん、ご自分のお子さんに使用した紙おむつの費用をご存じでしょうか?
新生児から3歳のおむつ外れまで、平均して22万円かかると言われています。
さらに、おむつ拭きシートや、ゴミ袋など細かい費用もかかりますよね。それらは、全て一度きり使用して、ゴミとして捨てているのです。
さらに、2人目にも22万円…そしてゴミとなる…これを言葉だけで読むと、びっくりしますね。

おむつのゴミの山と赤ん坊

紙おむつの代用品、布おむつ!

布おむつはどうでしょう?
素材の面は、商品にもよりますが、外側に数%のポリエステル素材が使用されているだけです。肌に当たる部分はオーガニックコットンや竹素材で出来ているので、肌にとても優しいです。日本で売られている商品はオーガニックコットンが多いのですが、オーストラリアの商品は竹素材が多いです。というのも、竹は薬剤を使用せず作られるものであり、コットンよりも吸水率が高いので漏れの問題にも良いのです。
費用の面ではどうでしょう? 一日に必要な布おむつを平均で15枚、2日に1度の洗濯として、30枚の布おむつが必要です。さらに夜用の布おむつが平均で5枚。一枚の布おむつが3千~4千円とすると、子ども1人に対して15万円かかる計算になります。さらに、何年も使用できるため、2人目には新しく購入する必要がありません。これは新しい布おむつを購入した際の計算なので、もし布おむつのレンタルや、譲り受けた物、中古品で購入できる場合にはさらに安く済みます。
これらは、プラスチックの素材が少ないので、ゴミ処理の際の環境への負担もかなり抑えられます!

布おむつと替え台

布おむつのデメリットとは?

素材の面、費用の面、環境の面が布おむつに変える大きなメリットです。が、デメリットはどうでしょう?
良く聞くのが「毎回洗濯するのがめんどくさそう」や、「漏れそう、漏れる」が最大のデメリットかと思います。
洗濯に関して:このブログを書くにあたって、Cloth Nappy Workshop MelbourneReducing Our Footprintが主催した布おむつの勉強会に参加しました。そこで洗濯についてのデメリットも聞いてきました。便の場合は、外した後軽くトイレットペーパーなどでふき取り、それはトイレに流す。
そして尿の場合も同様に軽くすすぎます。
数個まとまったらシンクで軽く下洗いをします。
40-60°の水温で、洗濯機で他のベイビー服やタオルなどと一緒に洗います。
乾燥は、外に干しても乾燥機に入れても可。
これが基本の洗濯のようです。浸けおきはしなくていいのか?その方は、特に必要ないとおっしゃっていました。注意は、軽くすすいだ後に、乾燥するように通気性の良いかごなどに入れておくと、匂いなどが気にならないとの事。

漏れに関して:このブログを書くに当たって、FacebookInstagramで数人の方から実際の感想を頂きました。実際、漏れに関しては紙おむつよりも漏れるみたいです。それもあり、外出時や就寝時は紙おむつを併用している方が大半のようです。
個人的に、日本の布おむつとオーストラリアの布おむつを見比べてみると、大きな違いに気づきました。以下の写真のように、オーストラリアで売られている物は足周りにゴムが入っていて、密着しています。さらにスナップで大きさを調整できるようになっているのです。さらに前述したようにコットンより、竹素材の吸収体が使われているので、漏れに対して対策が練られているように感じました。

日本の布おむつ

オーストラリアの布おむつ

 

まとめ

紙おむつ、布おむつどちらも、メリット・デメリットがあります。
今回、色々な方にお話しを聞きましたが、皆さんどちらも理解した上でご自身のライフスタイルなどに合わせて、併用されていました。それでも良いんです!
布おむつのメリットは多く、最近は可愛い物も多いですし、排せつやおむつ替えを通して、子供の健康状態を見れたり、ふれあいの機会を増やせるという面は、全てのデメリットを超える物があるのではないかなと思います。
個人的には、子供ができたら布おむつだけで子育てに挑戦してみたいと思っています。
皆さんはどう思いましたか?また布おむつを実際に使用されている方など、感想をぜひコメントにてお聞かせください☟

カラフルな布おむつ

今回、多くの方のサポートがあり、このブログを書けている事に大変、感謝しています。意見を聞かせてくださった皆さんありがとうございました。
以下に、リンクを貼りますので、気になった方ぜひご自分でも調べてみてください☟

Patty and Mira : オーストラリアの布ナプキンを、日本にオンライン販売されているサイトです。
コーベベビー:関西を中心に布おむつの販売と、レンタルをされている会社です。レンタルの良い面は、洗濯の手間が省けることとと、一度試してみることが出来ることです。
メイドインアースコトリワークスプリスティン:日本でオーガニックコットンの布おむつを販売している会社です。

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