前回の記事で、”プラスチックフリージュライのお話をしましたが、皆さん挑戦されていますでしょうか?
”プラスチックフリー”生活を考えたときに、女性にとって切っても切れない問題が、”生理用品”です。
今回はそんな生理用品について、私がどうやってプラスチックフリーにしているかお話していきます。
まず、一生で使う生理用ナプキンは一人当たり何枚くらいかご存じですか?
平均で約15,000枚!
一生の生理にかかる費用を計算した結果は色々とありますが、平均でもナプキンやタンポンだけでも、約20万円を使用している計算になります。それらは使用後に”ゴミ”として焼却処理され、日本全体で約7億枚の生理用ナプキンが、毎月ゴミとして捨てられているのです。
生理用ナプキンや、タンポンの中には、「高分子吸収ポリマー」というプラスチックの成分が多く含まれています。おむつと同様で、あの薄い、小さい形状の物で液体を吸収するために含まれているのですが、これらはマイクロプラスチックに分類される、とっても小さなプラスチックです。さらに、ナプキンもタンポンも、ポリエステルなどの化学繊維で形成されています。ということは、デリケートゾーンに直接化学繊維を当てていることになります。
これらは、一般的に聞く「デリケートゾーンの匂い」、「デリケートゾーンのかぶれ」さらには「経皮毒」や「トキシックショック症候群」などの問題の原因と言われているのです。
では、どうしたらいいのか?
私は2年前から「月経カップ」を使用しています!
月経カップは、膣の中にカップを挿入し、
値段を見ると、1つ3,000円~5,
仮に10年生理用ナプキンを購入し続けようと思うと、約5万円かかる計算になります。
私は外出先でカップを外し、洗うことに抵抗があったので、
※月経カップの詳しい使用方法は、
さらに、これに加え半年ほど前から「布ナプキン」も使い始めました!
月経カップを使用している時も、いざ漏れたりすると困るので、常におりものシートを使用していたので、これをやめて布ナプキンに切り替えました。
「布ナプキン」は、その名の通り布で出来たナプキンで、多くの布ナプキンがオーガニックコットンなど、化学繊維を一切使用していない商品が多いです。
おりもの用、生理昼用、生理夜用など大きさや吸収力に違いもあり、さらに自分でコットンを付け外し出来る物や、織り込まれているものなど様々です。
私は、月経カップとの併用なので、おりもの用と、生理昼用を使用しています。使用方法は普通のナプキンと変わりませんが、使用後に洗濯をし、繰り返し使用可能です!よく「洗濯が大変そう」や、「漏れそう」などのネガティブなイメージを聞くことがありますが、使用してみての感想としては、特に面倒くささは感じないのが率直な意見ですね。
洗濯の日と被れば、下着と共に洗濯機で洗いますし、そうでなくてもシャワーの際に簡単に洗うことができます。経血が多い時には、数時間セスキ炭酸ソーダとぬるま湯に浸してから、洗濯しています。
生理時の布ナプキンのみの使用は未経験なので、わかりませんが、月経カップと布ナプキンの併用はお勧めです!
この二つを使用してから、トイレのゴミ箱はいらなくなりました。さらに、旅行の際の荷物も減りました。かなりかぶれに悩まされていましたが、今は全くありません。生理特有の匂いも気にならないです。良いことばっかりで、本当に助かっています。
最近は、月経カップも布ナプキンも、販売している会社が増えてきました。自分なりに好きな柄を選んで大事に、長く使える物を選んでみてはどうでしょう?
実際に使用されている方や、使用感など質問のある方は、コメントにてどうぞ☟ 個人の感想なので、人それぞれかとは思いますが、気になっている方、ぜひ試してみてください(^^♪
月経カップについて☞ブログ「32歳女医、そろそろ子供が欲しい頃」、Lunette
布ナプキンについて☞Made in Earth、Sunny days