皆さん、”プラスチックフリージュライ” という運動をご存じですか?2011年にオーストラリアの団体が始めたもので、7月の一か月間、出来るだけプラスチックの物を購入、使用しないように呼び掛ける運動です。現在177か国、1億2千万人が運動に参加しています。
”プラスチックフリーしてみたいけど…” と思っている方にはとても良いきっかけになると思います!ぜひ、リンク☜から参加表明をし、自分なりに色々とチャレンジしてみてください。インスタグラムで#Plastic Free Julyのハッシュタグを使用するのも忘れずに♪
では、今回はそんなプラスチックフリージュライに役立つ物を一つ紹介したいと思います。とても身近なプラスチックの一つである、食品用ラップの代用品です!
冷蔵庫を開けてみたら、ラップに包まれた野菜や、夕食の残り、冷凍庫にはすぐ食べられるように、炊かれたお米やお肉などがありませんか?
実は私も海外に住み始めて、初めに恋しくなったのがこのラップでした(笑)。日本のラップはとっても質が高いのです!ピッときれいに切れるし、よれないし、何にでも使っていました。
そんな便利なラップですが、世界では ”身近で危険なプラスチック” の一つとして問題になっているのはご存じですか?
多くのプラスチック製品に使用されているBPAという化学物質。環境ホルモンに大きな影響が出るとされ、欧米やオセアニアでは、”BPAフリー” と表記された製品が多く出回っています。BPAは乳がん、生殖機能の低下、うつを引き起こす原因の一つとされていたり、ごみとして焼却される際に大量のダイオキシンを発生し、これによりアレルギーや喘息の原因の一つともされています。世界中でBPAの規制がされている中、日本での規制は無いのが現状です。
BPAの摂取量で最も多いのが、食品からと言われています。缶詰の内側のコーティングに使用されているため浸出する、プラスチック包装のされたお肉やお魚から、またラップからの浸出と、それを電子レンジなどで加熱した際に、より多くのBPAが食品に浸出していると言われています。
私のパートナーはフランス人ですが、私が冷凍ご飯をラップに包んだまま、電子レンジで加熱することに驚き、すぐに止めるように説得されました。フランスではBPAの危険性の周知があり、あまりラップを使用する事もありません。
日本では、多くの人がその危険性を知らず、多くの人がラップを使用しています。いざ、その危険性を知ったところで、ではどうしたらいいのか?
私は今、”蜜蠟ラップ”を使用しています!
これは蜂蜜の副産物として採れる蜜蠟と、ナチュラルオイルを溶かし、コットンなどの布にコーティングを施した物です。全て自然の素材で出来ているため、食品に触れても化学物質の浸出などの危険性はありません。
どう使用するのか? 野菜の切り口などに当て、手でくるみます。そうすると体温で蜜蠟が柔らかくなり、切り口にフィットします。手を離せば冷却され形状記憶されます。その後冷蔵庫などで保存することが出来ます。
さらに蜜蠟には蜂蜜と同様、殺菌作用があるので、野菜を新鮮に保つことが可能です。実際、しょうがを包んで保存していたのですが、1か月ほど、腐ることなく保存できました!
加熱すると、蜜蠟が溶けてしまうため電子レンジに使用することはできません。
私はLittle Guardiansさんと蜜蠟ラップを手作りし、使用しています。野菜や、残り物のお皿の蓋にするのはもちろん、おにぎりを包んでピクニックに持って行ったりしています。おにぎりを食べてしまえば、ごみも出ず、タッパーとは違って帰りは荷物が小さく軽くできます。ラップとは違い、布の柄が可愛く、お気に入りなので大事に使えています♪
もし、電子レンジで食品を加熱したい場合は、お皿に移し、さらにお皿で蓋をすればラップを使用せずに済みますね。
残り物などを保存するときは、ガラス製のタッパーを使用するのはどうでしょう?私は未だに、使い回せるプラスチックのタッパーも使用しています。
蜜蠟ラップは、自宅でDIYするのもいいですし、日本でもいくつか商品が購入できるみたいなので、リンクを貼っておきます☟
将来のために、自分の身体にも、地球にも優しい選択をしてみませんか?
また、皆さんが実践しているラップの代用案もぜひ、コメントで教えて頂きたいです!
ぜひ、プラスチックジュライにも参加してみてください♪
日本での蜜蠟ラップ販売元:Bee Eco Wrap , VIVIBLU