皆さん、買い物に行った際に買った商品、どうやって持ち帰っていますか?私が日本で暮らしていた3年ほど前には、少しづつ大手のスーパーなどでレジ袋の有料化が始まっていたと思います。現在では、沢山の企業が有料化にしたり、紙袋に変更し始めたりとしているみたいですが、未だにコンビニなどに行くと、何も聞かれずに商品をレジ袋に入れられる事があります。
「ゴミ袋として利用しているから必要」や、「レジ袋の何がそんなに問題なの?」という声も良く耳にしますが、一人一人が毎日使っているレジ袋が私たちの住んでいる地球に大きなダメージを与えているのです!
現在、世界中で使い捨てのプラスチック袋、日本で言うレジ袋や、野菜などを入れるのに使うロールポリ袋を完全に禁止する国が増えてきています。
右図参照☞
情報元: UNEP
フランスでは、ロールポリ袋はバイオマス、つまり植物から作られた生分解性プラスチックを使用しています。
生分解性プラスチックは、トウモロコシなどのでんぷんから作られたもので、埋め立ての際に堆肥として自然に還るのです。
また、レジ袋は軽くて薄いため、風で飛ばされ、海に流れ着くことが最も多いプラスチックの一つでもあります。見た目がクラゲに見えるため、多くの魚や海鳥が餌と間違えてつついたり、食べてしまっているのです。
海が汚れたからってなんだ?空気中に二酸化炭素が増えたからってなんだ?今暮らしていて何の影響もないじゃないか。レジ袋以外にももっと大きな影響を与えているものがあるんじゃないのか?自分一人がレジ袋を使わなかったと言って、何が変わるんだ?
こんな意見があるのもごもっともですが、これを日本中の人がみんな考えていたらどうでしょう?
日本では、ごみは焼却されています。その際に出る二酸化炭素の健康や環境への影響はずっと議論がされていますね。法律で排出量が決まっているのだから、そんなに悪くないのではないか?と言う意見がありますが、果たしてそうでしょうか?そもそも、プラスチックを使用せず、焼却もしなければ排出量は減りますよね?
1億3千万のひとが、毎日1枚づつでもレジ袋をゴミにしていたら?どれだけの悪影響を私たちが住んでいるこの地球に与えることになるんでしょう。
環境省によると一枚のレジ袋を焼却すると33gのCo2が発生するとされています。一年間の日本でのレジ袋の消費量が約300憶枚なので、
30,000,000,000 x 33 g = 30,000,000 x 33 kg = 990,000 トンのCo2が発生している計算になります。
さらに!レジ袋を作成する際にもCo2が発生しているため、レジ袋を完全廃止すると、2倍のCo2を発生させずに済むことになるのです!
コットンなどの自然素材を利用したエコバックをレジ袋の代わりに、巾着袋をロールポリ袋の代わりに使ってみてはどうですか?
悪影響を与えていた一人ひとりが変えていけば、地球への影響は確実に減ると思いますよ。
私はお気に入りのCATSとアラジンのエコバックと、The Keeperの巾着袋、さらに最近では自分で手作りした少し不格好の巾着袋を持参して買い物に行っています。
レジ袋よりもおしゃれだし、自分のお気に入りなので買い物が楽しいです♪
毎日の行動を少しでも変えてみてはどうでしょう?
情報元: National geographic
環境省